スポンサード リンクスポンサード リンク

新型インフルエンザ予防方法と対策について

 新型インフルエンザは、新型インフルエンザに感染した鳥をはじめとする動物や、排泄物、死体、臓器などに接触することで感染します。

 新型インフルエンザの確実な治療法は現在ありませんが、タミフル(オセルタミビル)を投与することでウイルスの増殖が防げます。

 予防のためのワクチンには、感染が流行する前に作っておく「プレパンデミックワクチン」と、感染が流行し始めてからそのウイルスを用いて作る「パンデミックワクチン」の2種類があります。
プレパンデミックワクチンはすでに何種類か作られていますが、実際に流行するウイルスとは異なるため、確実に効果があるとは言いにくい状態となっています。

 新型インフルエンザの感染を防ぐためには、万が一感染流行が発生した場合、数週間外出しなくてもよいように食料などの備蓄をしておくことが大切です。
食料品の備蓄は、2週間分をひとつの目安とするようにしましょう。
外出する場合は、マスクや手袋を着用し、人ごみを避けるようにしましょう。
目の粘膜からウイルスが進入するのを防ぐインフルエンザ用のゴーグルというものもあります。

 妊娠中の女性(特に28週以降)、5歳以下の子供、65歳以上の高齢者、持病のある人(腎臓・心臓・呼吸器・神経に疾患のある人、糖尿病患者、免疫機能不全の人など)、睡眠不足や食欲不振などで体力が落ちている人は新型インフルエンザが流行し始めたら、十分注意を払いましょう。
高齢者の場合は地域のサポートサービスを利用することもおすすめです。

新型インフルエンザの潜伏期間

 新型インフルエンザの潜伏期間は、厚生労働省のサイトには1-7日と掲載されていましたが、実際には、感染してから2-3日後には発熱などの症状が現れていることがわかっています。
このことから、新型インフルエンザの潜伏期間は2-3日であると考えてよいでしょう。

 最も症状が出るのは早いケースは、潜伏期間1日で、最も遅いケースは7日という報告がありますが、潜伏期間が7日というのは非常にめずらしいケースで、大半は遅くても5日以内に症状が現れているようです。
潜伏期間の長短は、ウイルスに対しての抗体を持っているかどうかや、体調・体力に応じて決定されます。

 新型インフルエンザウイルスは生物の体内では繁殖を繰り返しながら生き続けますが、ウイルス単体の寿命は空気中では非常に短く、一旦咳やクシャミによって体外に出てしまうと数分から数時間で死んでしまいます。
ウイルス感染者が触ったもの(バスや電車のつり革など)は2−3時間程度生き続けます。ウイルスは高温・低湿の場所ほど長く生き続けることがわかっています。

 新型インフルエンザウイルスを「外からもらってくる」ことを防ぐためにマスクや手袋をしたり、外から帰った後はうがい・手洗いをするのはこのためです。

 万が一自分が新型インフルエンザウイルスに感染してしまったら、家族や同僚、クラスメイト、電車やバスに乗り合わせた見ず知らずの人に移してしまう可能性があります。
発熱・咳・くしゃみなどの症状が現れてなくても感染している可能性があるので、マスクや手袋をするなど、慎重な行動を心がけるようにしましょう。

スポンサード リンク