インフルエンザB型は、A型と比べて遺伝子が安定しているため、免疫が長く続き、爆発的に流行することなくほぼ1年おきに小規模な流行を繰り返します。
人間のほかに鳥類や豚などに感染するA型とは異なり、B型ウイルスは人間にしか感染しません。
感染した場合、症状はA型、B型ともに同じようなものですが、B型の場合、特に消化器官に症状が強く出る傾向があります。
インフルエンザA型とB型の違いは、個人では判断が不可能であるため、医療機関での受診が必要となります。
比較的軽症の場合の症状は、普通の風邪とあまりかわりませんが、重症化する可能性があるため、発症してから48時間は注意深く様子をみて、48時間経過しても症状が治まらない場合はすぐに病院へ行きましょう。
重症の場合に現れる症状は以下のとおりです。
65歳以下の高齢者や17歳以下の子供の場合は、一箇所でも症状がみられたらすぐにかかりつけの医師に相談するようにしましょう。
- 3日以上高熱が続く。
- 息切れ、息苦しさなどの呼吸困難症状
- ぼんやりする、視線が合わない、落ち着きがなくなる、意味不明なことを言うなどの意識障害
- 倦怠感や眠気
- 顔色の変化(土気色・青白・唇が紫色など)
- 嘔吐、下痢
- 手足の痙攣
- 半日以上尿が出ない